バイセル Tech Blog

バイセル Tech Blogは株式会社BuySell Technologiesのエンジニア達が知見・発見を共有する技術ブログです。

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2023-01-01から1年間の記事一覧

プレ負荷テストの導入が、新規開発プロジェクトの負荷テストを円滑にした体験談

はじめに こんにちは、開発2部の尾沼です。 私は現在、新規プロダクトである商品販売管理システムを開発するチームに所属しています。 リリースするにあたって、品質担保をするのは一般的なことであると思います。私たちのチームもその一環で負荷テストを実…

WireMockを使って外部サービスとの連携をモックする

こんにちは、開発2部の早瀬です。普段はリユースプラットフォームの出品管理SaaSの開発を行っています。 私が関わっているプロダクトでは外部サービスとの連携が非常に多く、開発環境ではそれらとの連携をモックしたいということがありました。そこで、Wire…

プロダクトマネージャーのための立て直し術〜途中から引き継いだプロダクトのマネジメント手法具体例〜

プロダクトマネージャーのための立て直し術〜途中から引き継いだプロダクトのマネジメント手法具体例〜 はじめに こんにちは! テクノロジー戦略本部 開発二部の瀬尾です。 私は現在、弊社の中期経営計画2024にあるバイセルリユースプラットフォーム(Cosmos)…

apollo-link-scalars を使ってApollo ClientでCustom Scalarをいい感じに扱う

こんにちは、開発2部の早瀬です。 自分のチームではGraphQLを採用しており、クライアントライブラリにApollo Clientを使用しています。その中でスキーマの一部でCustom Scalarを使用しているのですが、Apollo ClientでCustom Scalarを扱うために少し工夫が…

粗いクラスラベルを使って細かい分類問題を解く

はじめに こんにちは、中村です。バイセルでは商品の査定を簡略化・自動化するためのAIを開発しています。 先日、「学習に使えるクラスラベルと運用時に予測すべきクラスラベルの粒度が異なる」という問題に直面しました。 本記事ではこの問題への対処を検証…

バイセルの新卒エンジニア研修〜ChatGPTを全社で安全に利用できるサービスの開発〜

はじめに 初めまして、私たちはテクノロジー戦略本部の23卒エンジニアです。 バイセルでは、入社後に毎年新卒エンジニアが協力して「プロダクト開発研修」というものを行っています。 新卒11人はAチームとBチームに分けられ、私たちの所属するBチームのテー…

Apollo Linkによる多重サブミットの保険的対策

はじめに こんにちは! テクノロジー戦略本部 開発二部の金子です。 自分が担当するプロジェクトでは、Apollo Client を利用した GraphQL の実装を行なっています。 APIの繋ぎ込みを行う際、多重サブミットの防止をBEのみならずFEでも保険的に行いたいという…

バイセルの新卒エンジニア研修〜現場ヒアリングを元にした契約書作成支援プロダクトの開発〜

はじめに 初めまして、私たちはテクノロジー戦略本部の23卒エンジニアです。 バイセルでは、入社後に毎年新卒エンジニアが協力してプロダクト開発研修を行っています。 新卒11人はAチームとBチームに分けられ、私たちの所属するAチームは、「店舗買取時に作…

Dataform を活用してデータ変換パイプラインを構築する

はじめに テクノロジー戦略本部データサイエンス部データアナリストの森山です。 バイセルでは事業部組織(以下、Biz メンバー)が自立してデータに基づいた意思決定を行うことを目的に、データ基盤を整備しグループの全社員に公開しています。 Biz メンバー…

バイセルはGo Conference 2023のシルバースポンサーを務めました

Go

はじめに こんにちは。バイセルテクノロジーズのCTO室で、技術広報をメインに担当している吉森(@molmolken)です。 このたびバイセルは、6月2日に開催された「Go Conference 2023 online」にてシルバースポンサーを務めさせていただきました。 Go Conference …

システムに新しいライブラリを導入する時の判断ポイント

はじめに こんにちは、テクノロジー戦略本部開発1部の稲川と申します。 私が所属しているチームでは、Ruby on Rails(以下、Rails)を使用してシステム開発を行っています。私が担当しているプロダクトで履歴管理が必要となった際、最初は独自実装することを…

データアナリストが行うDatabricksを活用したETLの自動化事例

はじめに テクノロジー戦略本部データサイエンス部データアナリストの西川です。普段はPythonやRを使って、事業部の方と一緒にデータ分析を行なっています。 データアナリストというポジションはデータ分析やBIツールを使ったダッシュボード構築をイメージす…

スムーズなPostgreSQLアップグレード実現の為に調査、検証した話

はじめに テクノロジー戦略本部開発1部の伊与田です。 私はAXISという在庫・販売管理システムのチームでバックエンドエンジニアとして開発、運用を担当しています。 今回は私が実施したPostgreSQLのアップグレード対応について、書いていきたいと思います。 …

アーキテクチャディシジョンレコード(ADR)で判断の根拠を残す

はじめに こんにちは。バイセルテクノロジーズ テクノロジー戦略本部 開発 1 部の市田です。 バイセルでは様々なプロダクトを運用しており、「アーキテクチャディシジョンレコード」(Architecture Decision Record: ADR)のようなドキュメントを活用しながら…

リッチテキストエディタフレームワークLexicalの実践的な使い方

こんにちは。開発2部の富山です。今回はリッチテキストエディタフレームワークLexicalの実践的な使い方を紹介していきます。複雑な実装になると開発に苦労したのでLexicalの実践的な使い方の知見を共有できたらと考えています。

安心・安全なサービス開発のためのDependabot運用

はじめに こんにちは。 開発2部の浅香です。 私たちのチームではDependabotを使ってフロントエンドのパッケージのバージョン管理や、脆弱性のチェックを行っています。 今回の記事ではDependabotとは何かといったようなツールの説明は行わず、どのようなフロ…

react-hook-formの最新機能!Formコンポーネントの紹介

はじめに こんにちは! 開発 2 部の小林です。 バイセルでは最新の機能を積極的に使える環境が整っており、各プロジェクトのエンジニアが日々最新の技術を調査し、社内で共有を行なっています。 今回は技術調査の一環として、react-hook-form(以後 RHF とす…

経験から学ぶAuth0のSAML連携

はじめに テクノロジー戦略本部開発2部の山口です。 バイセルでは現在、新しい基幹システムの開発をマイクロサービスで進めています。 その基幹システムの認証・認可にはAuth0を採用しているのですが、 既に稼働している基幹システムの認証・認可には、Activ…

react-hook-formとZodで作る型が動的なフォーム

はじめに こんにちは! 開発 2 部の小林です。 弊社の各プロジェクトでは、React Hook Form (以後 RHF とする) と Zod を用いて、様々な要件のフォームの実装をしています。 今回は、API 側から取得した値に基づいて、text, number, checkbox のように、入力…

BuySell Technologies 開発合宿参加者レポート (2023年)

はじめに こんにちは。開発2部の小松山です。 先日「開発合宿」なる楽しい社内イベントがありました 本記事では参加者である私の目線から、当日の様子や自身がどのような開発をしたか等を感想を交えてお伝えします。 開発合宿の運営メンバー目線での記事も…

開発合宿の運営のすすめ -初めての開発合宿の計画から実施まで-

はじめに こんにちは! 開発2部の飯島です。 先日、バイセルで初めて開発合宿を開催しました。 本記事では、合宿の運営リーダーを務めた私の目線で、計画から実施まで運営側がどのようなことを検討し、何を行ったのかをお伝えします。 初めての開発合宿を計…

MagicPod実行後の本番デプロイを自動化するための自作GitHub Actions

背景 MagicPod について GitHub Actions での MagicPod Web API の利用 現状のワークフローの課題 MagicPod のテスト実行と production デプロイが同時に走る 解決策 使い方 実装 GitHub Actions について Docker Container JavaScript Action Composite Act…

HasuraのRemote Schema to Database Relationshipsを用いたElasticsearchとの検索連携

はじめに こんにちは。開発2部の尾沼です。 私の所属するチームでは最近、HasuraとElasticsearchを組み合わせて検索を行えるようにしました。今回はこれを実現するために私たちが採用した方法を紹介したいと思います。 はじめに 背景 採用した構成 前提 方針…

快適にスキーマ駆動開発をするためのGraphQLエラー設計

はじめに こんにちは。開発2部の小松山です。 業務でGraphQLのエラーの設計をする機会があり、いろいろと調査・検討した結果、なかなか良いと思えるものができたので紹介します。 本記事はバックエンド寄りの話がメインです。GraphQLのエラーの扱いに迷って…

MUIをベースにしたデザインシステムの構築

こんにちは、開発2部の早瀬です。 自分のチームではフロントエンドにReact(Next.js)を採用しており、MUIをベースにしたデザインシステムを構築して開発を行なっています。 そこで今回はデザインシステムの構築に至った背景や、具体的な取り組みを紹介した…

React Hook Form + Zodにおける型不整合の解消

⚠️ 記事の内容が古くなっているのでご注意ください。 v7.44.0 より、TTransformedValues を設定できるようになったため、本記事で紹介しているユーティリティーは非公開としました。 はじめに こんにちは! テクノロジー戦略本部 開発二部の金子です。 自分…