テクノロジー戦略本部の丸山です。
今回はロジカルシンキングというテーマで記事を書かせていただきました。
仕事をしていく上で同僚や上の役職の人に説明や説得をすることもあるかと思いますが、どうすれば納得してもらえるかを考えたときに必要になるスキルかと思います。
自分もまだまだできていないことだらけですが、ロジカルシンキングとはどういうものか、仕事上でどうすれば自分の意見を通しやすくなるかということの参考になれば幸いです。
ロジカルシンキングとは
ロジカルシンキング(logical thinking)とは、一貫していて筋が通っている考え方、あるいは説明の仕方のこと
かなりざっくりですが、仕事上であれば、企画や何かしらの課題を解決したりする際に、どの様にすれば解決できるかを論理的に考え、必要に応じてアウトプットできる様になれば、ロジカルシンキングができているということになるかと思います。
論理的というと難しく聞こえるかもしれませんが、「なぜそうなのか」をしっかり説明でき、その説明に矛盾や疑問点などが出ない様になっていれば大丈夫です。
こうして文字にしてみると大したことはなさそうですが、実際にこれがしっかりできているかとなると、意外とできていないことが多いように感じます。
メリット
メリットは色々とありますが、わかりやすいところでは以下の2点かと思います。
- 他人に説明する際に相手の理解・納得を得られやすくなる
- 目的に対してとるべき行動が明確になる
1. 他人に説明する際に相手の理解・納得を得られやすくなる
プロジェクトや定期的な振り返りでは良かったことは継続できるように、悪かったことは改善できるようにすることが大きな目的になるかと思いますが、その際「〇〇ができなかった」とだけ挙げられることがしばしばあります。これでは次にどういうアクションを起こせばいいのかがわかりません。
次に取るべきアクションがなにかを明確にするために、なぜできなかったのかという話をすることになり、あまり楽しい振り返りではなくなるでしょう。
しかし、あらかじめ、出来なかった理由はなにか、どうなっていれば出来たかまで考えることができればそのような追求も少なくなり、次の機会には同じことを繰り返しにくい様になりますし、自身で定期的に振り返ることでそのようなこと自体をなくすこともできるかもしれません。
2. 目的に対して行動が適切か判断できるようになる
開発業務をしていればユーザからの改善要望が来ることもよくあるかと思います。しかし意外と自身が何を求めているかがわからないまま要望を挙げてくる場合もありますので挙げられた要望に対応をしても必ずしもユーザーの望むものになっているわけではありません。
ですので、挙げられた改善要望にただ対応するのではなく、なぜその改善要望が挙げられたのか、どこに問題があるのかから順に明確にしていき、求められている対応を行っていく必要があります。ロジカルシンキングができるようになっていれば、この「なぜその改善要望が挙げられたのか」まで考えて行動に移すことができ、より適切な行動が取れるようになると思います。
ロジカルシンキングの手法
基本的な手法として「帰納法」と「演繹法」がありますが、まずはもう少し簡単に「So What? / Why So?」で考える方が個人的には良さそうに思います。
- 目的に向けた情報が色々とあるのであれば「つまり何なのか?(So What?)」
- 目的に向けた方法に目処が立っているのであれば「なぜそうなのか?(Why So?)」
この2つで考えを整理したり深めたりすることで、自身の行動にも自信を持ったり、他人に説明をしたりする際により説得力をもたせたりすることができるようになると思います。
まとめ
仕事をしていく上で、どのような業種・職種であってもロジカルシンキングは役に立ちます。手法などあまり難しく考えず、普段考えていることをもう一段深く掘り下げるだけでも大きく変わると思います。
自分はできていると自信を持っている方も、本当にロジカルに考えたり説明が出来ていたか思い返してみて下さい。もしあまり出来てないと思われましたら初心に帰ってロジカルシンキングを学んでみるのもいいかもしれません。
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