こちらは バイセルテクノロジーズ Advent Calendar 2021 の 14日目の記事です。
前日の記事は 渡辺さん の「バイセルの買取現場を支えるシステムと今後の方針」でした。
はじめに
こんにちは。開発1部の浅野です。
スマートフォンやゲーム機など私たちの身近には暮らしを豊かにするテクノロジーが溢れています。
IT系の職種に興味を持ったことがある方も多いと思いますが、ITというとエンジニアのイメージが強いのではないでしょうか?
私はそうでした。
そんな以前の私のような状況の方にディレクターという職種を紹介して、エンジニア以外のことも知って欲しい、、、
そしてテクノロジーに関する仕事の魅力を感じとってもらえたらと思います!
自己紹介
2017年に新卒でバイセルに入社してから約4年半は、商品部という在庫管理や売上管理を担う部署に在籍していました。
当時の業務内容としては、自社で開発をしている在庫管理システムを利用しての商品の管理から販売、アルバイトスタッフの教育など幅広く担当していました。
そして、今年の夏に開発1部に異動し、現在は以前の部署で利用していた在庫管理システムのディレクターとして働いています!
部署異動の経緯
私が部署異動を考えたのは「開発側からシステム利用者の要望を叶えたい」という理由でした。
私は元々システムのユーザーだったので、開発側に改修案を依頼する事が多くありました。
依頼した内容が実現した時は、作業に携わる商品部のメンバーから沢山の感謝の言葉をいただいていたのですが、その度に開発部の方に対する尊敬の念が深まっていました。
一方で、ユーザーとしての目線を持ち、もっと開発側に近い立ち位置でシステムに携わることが出来れば、もっともっと良いシステムになるのにな・・・そんなことを考えていた時にディレクターという職種を知りました。
そして、当時の上司が私の思いを親身に聞いてくださり、異動することになりました。
ディレクターって何するの?
ディレクター?何それ、映像制作する人?
この職種を知った時、私はこう思いました...笑
ディレクターの仕事は以下のような内容です。(私が携わっている案件の場合)
- 要件定義
- 進捗管理
- ユーザーとエンジニアの橋渡し など
それぞれについて説明していきます。
要件定義
よく聞く言葉だけれど詳しくは分からない、という方も多いのではないでしょうか。
要件定義は、必要な機能や要求を分かりやすくまとめていく作業です。
上記のようにユーザーの要求をどう実現させるかを細かく書き出します。
しかし、時にはユーザーからの要望を叶えられないこともあります。
そんな時は、別の形で解決できないか、どこまでを機能として実装するかなどを決めます。
システム開発におけるゴールは、ユーザーの要求を実現することですが、ユーザーが要望する内容は精査する必要があります。
ユーザーの要望を精査せず改修した結果、システムのパフォーマンスが落ちたということが無いように、このシステムはこうあるべき!という軸を持たないといけないとディレクターという職種は勤まらないなぁと感じています・・・。
要件定義は開発の最初に行われる工程であり、プロジェクトの命運を握っている重要な作業です。
進捗管理
進捗管理はその言葉の通り、要件定義した開発の進捗を管理します。
私が所属しているチームでは2週間に区切ってリリースに向けて開発をしていますが、予定通りリリース出来そうか、遅れているのであればどうリカバリーするのかを毎朝確認しています。
差し込みの業務も少なくないので、判断を間違えないように、タスクの優先度決めと開発者の状況把握は欠かせません。
私自身も、まだまだ上手く立ち回れていない部分も多いのですが、チームのメンバーに助言をもらったり、時には失敗しながら勉強しています。
ユーザーとエンジニアの橋渡し
ディレクターという職種は、ユーザーとエンジニアの間の存在だと思っています。
要件定義の部分でも触れましたが、ユーザーの要望を精査せず根本的な課題に気づかず仕様を決めて作り直しになったり、逆にエンジニアが現場のフローを理解せずに機能を作成して使われないものなってしまっていたり・・・
こういうことって普通にありえると思うんです。
だからこそ、
ユーザーの意図を汲み取り、エンジニアにはゴールを明示的に伝える
異なる立場の人を繋ぐ架け橋となれるように私も頑張ります。
バイセルのディレクターの魅力
ここからが今回の記事で一番伝えたい内容です!
バイセルのディレクターの魅力はズバリ、
社内にいる顧客からダイレクトにフィードバックを受けることができること!!
もちろん感謝の言葉はとても嬉しいですし、ここはこうして欲しいという改善の意見もより良くしていくためには必要です。
ちょっとしたことかもしれませんが、これは本当にやりがいに繋がります。
そういえば、普段の何気ない会話の中から拾った内容を実際に改修して、作業時間が大幅に削減されたこともありました。
同僚A「お疲れ様です。この作業、毎回手入力が大変なんですよね〜」
私「システムがデータを引き継げたら楽になりそうですね」
同僚A「確かに!」
ユーザーと開発者の距離が近いからこそ、何気ない会話の断片から得られる情報を逃さず、チャンスに繋げられるんだと思います。
このように、顧客が近くにいることで得られるメリットは計り知れません!
まとめ
- ディレクターの仕事は要件定義、進捗管理、ユーザーとエンジニアの橋渡し
-
バイセルのディレクターの魅力はダイレクトにフィードバックを受けることができること
- チャンスは意外と身近に転がっている
最後にバイセルではプロダクトマネージャーを募集しています。
少しでも興味のある方はぜひご連絡ください!
明日の バイセルテクノロジーズ Advent Calendar 2021 は瀬尾さんから「ディレクターが要件定義で気を付けていること」について紹介されるのでそちらもぜひ併せて読んでみてください!